不動産投資には、新築物件でおこなう場合と中古物件でおこなう場合があります。
それぞれに特徴がありますので、ご説明していこうと思います。
新築物件での不動産投資の特徴
客付けがしやすい・家賃が高い
日本人は新築物件に住むのが大好きです。欧米などは元々古い建物が多いので、中古の方が人気がありますし家賃が下がる事も無いのですが、日本は中古は人気が無いし家賃が年々下がっていきます。
ですので、新築物件は入居がしやすいですし、新築プレミアと言って家賃も高く設定されます。
修繕の必要が少ない
そもそも新築なので修繕の必要があれば、それは建てた会社の責任で直して頂けます。余程の事がなければ、数年間は何もいじる必要が無いと考えられます。
価格が高い・下がりやすい
新築物件は価格が高いです。そして中古になった瞬間に2~3割価格が下がります。
元々新築物件は宣伝活動をして販売しています。当然価格には宣伝広告費が上乗せされているので、価格は実際の相場より高くなる傾向にあります。
不動産投資は出口戦略が重要です。数年後売却する頃には、価格がある程度下がっている前提で検討する必要が出てきます。
中古物件での不動産投資の特徴
価格が安い・下がりにくい
物件価格は新築~数年間は急激に下がります。しかし、一定期間を経過すると下がる割合は緩やかになり、最後はあまり変わらなくなります。
そのため、購入価格と売却価格にあまり差が生じない可能性があります。
修繕の必要が生じる
大事に住んでいたとしても、経年劣化は起こります。部屋の中だけではなく、外壁関係も一定期間ごとに修繕をしなければいけません。
また、賃借人が退去するごとにある程度の修繕が求められます。
客付けしにくい・家賃が下がる
新築物件はプレミア賃料が設定できますが、中古であればそうはいきません。入居希望者は減っていきますし、それに伴って賃料も下げなければいけません。
不動産投資は新築と中古どちらがいい?
それでは、新築と中古のどちらがいいのでしょうか。
新築向きの不動産投資
土地から購入して新築アパート・マンション
土地を安く仕入れる事ができれば、安くアパートやマンションを建てる事ができます。そのまま持ち続けても良いでしょうし、高く売れるのであれば売るのも良いと思います。
値上がり益を期待して区分マンション
数年前までは中国人に都心のタワーマンションが人気があり、買えば値上がりするのですぐに売却して利益を得る手法が取りざたされていました。しかし、それも今では困難になっているのではないでしょうか。
中古向きの不動産投資
土地値以下の中古アパート・マンション・戸建て
元々の土地だけの値段(土地値)より安い物件であれば、最終的に土地として売ってプラスになると考えられます。
区分マンションのオーナーチェンジ
オーナーチェンジ物件は安い! でご説明しましたが、オーナーチェンジ物件は比較的安く買える傾向にあります。
まとめ
自分が住むのであれば新築が良いと考える方が多いでしょうが、不動産投資の観点から考えると一概にそうは言えません。
しっかりと出口戦略で最終的な収支を考えて行動する必要があります。
それでも、一つだけは言えます。
新築区分ワンルームはダメです(笑)